• 公共工事(土木)

渡名喜漁港第2冲防波堤消波ブロック製作・設置工事(H31)

令和元年竣工

本工事場所は米軍の演習区域内にあるため、発注者及び米軍との緊密な調整が必要となる工事でした。またわずかな天候の変化で荒れる海域でしたので、いち早く波浪情報を得るべく、NETIS登録:羅針盤(高性能波浪予測情報システム)を活用して翌週までの波浪を予測し、効率的、計画的に海上作業を行うなど、新技術も導入し活用しました。

品質面では消波ブロックの製作中に鉄筋が腐食するのを防ぐため、鉄筋を搬入する際に防錆材を塗布し、品質管理に努めました。

環境対策としては、消波ブロック製作の際、コンクリート打設口の蓋版を溝型に加工することで、珊瑚類の着床・成長を促進し、周辺環境への配慮に努めました。

また作業所スタッフにて作業場周辺地域の清掃活動のほか、漁港内の老朽化した側溝蓋を取換えるなど、地域貢献も行いました。

沖縄の伝統家屋が多く残り、自然豊かな渡名喜島ですが、島の方々は毎朝の道路清掃活動を数十年も続けられ、島内の美化と環境保全意識が非常に高いと感じました。今回の現場運営は島の方々とコミュニケーションをとりながら、協力関係を築き、進めることができたかと思います。

担当:Y

所在地渡名喜村
発注沖縄県
施工(株)丸元建設
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