• 公共工事(土木)

福嶺南地区ほ場整備工事(H27-1)

 

平成28年5月竣工

本工事は、沖縄本島から南西に300kmの距離に位置する宮古島市南東部の城辺福嶺南地区に於いて、7.65ヘクタールの農地を整備する工事です。

工事に至る背景として宮古島の農業概況は、温暖な気候と平坦な台地から成る農地を有し、耕地率は51.7%と高く、農耕上恵まれた条件にあります。反面、毎年のように来襲する台風、干ばつの発生等自然災害のほか、土壌はほとんど島尻マージと呼ばれる琉球石灰岩土壌で、一般に土層が浅く保水力が乏しいため干ばつの影響を受けやすい等土地生産性が低く、農業を取り巻く自然環境は厳しいものがあります。

沖縄県は復帰の年(昭和47年)から農業振興地域制度を適用しており宮古島市も地域に指定されています。

しかし一方で、農業就業者の高齢化や後継者の減少等厳しい面もあり、今後の課題は機械化による省力経営、農業用水の有効利用や防風林整備等による防災対策が必要となっています。

又、農業基盤整備状況におけるほ場整備率は、未整備率が45.1%有り、継続整備が必要とされています。

以上の観点から今回、同地区での沖縄県農業基盤整備事業へ貢献すべく受注致しました。

工事期間は、平成27年7月14日から平成28年5月20日の間、盛夏から秋雨、寒冬等約一年近くに渡りました。

着手前現況としては、施工範囲全般にわたり起伏に富んでおり一部未開拓地も含まれていました。その後当該地について周辺からの聞き取り調査により古く風葬地であり人骨も出ましたが市教育委員会により適切に移送されることが出来ました。

同地区の土壌も前記にもれず琉球石灰岩層が広範囲に存在し、効率よく基盤破砕作業を進める為、地元下請け会社の協力を得て、大型重機(ブルドーザーやバックホウ)を複数台投入しました。

尚、基盤破砕時やトレンチ工掘削時にでる岩を使用して民家や拝所廻りの境界壁(石積)へ再利用して搬出物抑制を図りました。

肥料耕起作業においては、地元農家さんの参加でトラクターを使用して実地実感して頂きました。

工事期間中は地元の方もあたたかく受け入れて頂き、各行事等へ積極的に参加交流し、要望等を反映すべく設計変更等について発注者の協力を得て、柔軟に対応出来ました。

又、施工管理として、当社初のドローンを使用した写真管理を実施し、以降の工事へ反映させることが可能なことが実証出来ました。

更に本島より南に位置する為か日差しはかなり強く、サングラスの常用により実感しました。

最後に地元の方や発注者の御理解御協力を得て、無事故での竣工・引き渡しができ感謝致します。

 

 

施工担当:N

所在地沖縄県 宮古島市 城辺福嶺南地区
発注沖縄県農林水産部
設計(有)地 建
施工㈱丸元建設
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